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かつてはピアスをしている女性に対し一歩引いて見るような、または冷たい眼差しが向けられたものだが、現在では美しくピアスでつけている女性は文字通り目を惹かれるようになった。
そんなこともあり、若い世代を中心にピアスをつける人が増えている。そこに深い思いはなく、ごく気軽な気持ちでピアスをつけようとピアス穴をあけてくれる機関へと赴く。
ピアス穴をあけた後、最初につけるピアスのことをファーストピアスという。このピアスは単なる装飾品ではない。その後のピアスにはない重要な役目をもっている。ファーストピアスによってあけたピアス穴を完成させるのだ。
人間には治癒能力があるため、あけたピアス穴はそのまま放っておけばふさがってしまうし、相応しくないピアスをつけてしまうと変な形で穴が固定されてしまう。このようにファーストピアスは重要なのである。
ピアス穴が完成するまでは平均四〜六週間。その間ファーストピアスはつねにつけ続けることになる。就寝時なども外してはならない。そのため、ファーストピアスの素材選びは慎重に行う必要がある。
開けられた穴の内側は皮膚がない状態であり、ビアスはつねにそこに触れていることになるから、その人にあった素材のファーストピアウを選ばなければトラブルの元にもなりかねない。
通常では医療用ステンレスに純金コーティングされたものが使用されるが、金属アレルギー体質など特殊な場合はそれに対応した素材を選ぶことになる。
また、つけっぱなしにしておくわけであり、その間清潔を保たなければならないのは当然のことだが、もっとも注意が必要になるのは外す時である。
はやる心を抑えきれず、早いタイミングで外してしまい、違うピアスにつけかえたりしてしまうと、穴の形がおかしくなってしまったり、化膿してしまう恐れがある。
このように、ファーストピアスは非常に重要なものである。気軽にピアスができる時代だからといって、扱いまで気軽ではいけない。しっかりと正しいやり方を把握し、トラブルを起こすことのないようにしたい。